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院長ごあいさつ

はじめまして、院長の上田康彦です。

 

これまで勤務医として多くの患者さんと接する中で、

「医療機関は待ち時間が長い」

「平日の診療時間に通えない」

「ただ薬をもらうためだけに通院するのが大変」

といった声をたびたび耳にしてきました。

 

現代では、仕事や家庭の都合で忙しく、健康のことを後回しにしてしまう方が少なくありません。そこで、「もっと手軽に医療を受けられる環境があれば、健康を守るハードルを下げられるのではないか」と考え、「みらいクリニック大阪北浜」を立ち上げました。当院では、オンライン診療を活用することで、自宅や職場からでも診療を受けられる仕組みを整えました。

 

これにより、定期的な通院の負担を軽減し、より柔軟に医療を利用していただけます。また、予約システムを効率化し、待ち時間を減らすことで、患者さんの「受診する」という行動を少しでもストレスの少ないものにしたいと考えています。

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また、医療の本質は「患者さん一人ひとりの症状を正しく見極め、適切な治療を提供すること」にあります。当院では、オンライン診療だけでなく、院内診療もしっかりと行い、症状や診療内容に応じて適切な診療方法を判断しております。オンライン診療が適している場合は積極的に活用しつつ、直接の診察が必要と判断した場合には、院内で直接診ることを大切にしています。

私は、医療はすべての人にとって平等であるべきですが、そのアクセス方法はもっと柔軟であるべきだと思っています。当院は、「医療のアクセスのしやすさ」を追求し、どなたでも気軽にご利用いただけるクリニックを目指しています。オンラインと対面、それぞれの診療方法の特性を活かしながら、一人ひとりの健康を支えていきたいと考えています。

 

健康に関することは、どんな小さなことでも構いません。お気軽にご相談いただければと思います。

 

これからも皆様の生活の中で頼りにしていただける「かかりつけ医」として、精一杯お手伝いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

上田康彦

院長

資格

​略歴

上田康彦(うえだやすひこ)

医師・薬剤師

京都大学薬学部 卒業

大阪市立大学(現 大阪公立大学)医学部 卒業

医療法人 健生会 土庫病院

平和会吉田病院

医療法人UDC うえだメディカルクリニック

みらいクリニック大阪北浜

インタビュー

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インタビュー

ハイブリッド型のオンライン診療で、日常の便利も将来の健康も手に入れてほしい

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<プロフィール>
京都大学薬学部を卒業後、大阪市立大学医学部に入学。卒業後は奈良県内の病院にて研修医として勤務を始めるが、3年ほど経ったタイミングでオンライン診療事業の立ち上げに加わることに。研修医と並行しながら週1日ほどオンライン診療に携わりながら経験を積み、2025年6月より保険診療を開始予定の「みらいクリニック大阪北浜」の院長に就任した。

患者さんがもっと気軽に相談できる環境をつくりたかった

――まずは、オンライン診療を始めたきっかけから教えてください。

病院に行かなければならなくなったとき、みなさんは何を考えるでしょう。時間をやりくりして病院に行き、受付してから診察まで1~2時間ほど待ち、数分ほど診察を受けたら会計を待ち、薬を処方されたらさらに1~2時間待つ。医師の診察を受けるために、半日、下手したら1日がつぶれてしまう。近しい経験は誰しもお持ちではないでしょうか?
 
普段働いている方は時間の確保が容易ではないでしょう。小さなお子さんがいる家庭で、急に体調不良になった際も仕事の調整は大変です。“待つ”という状況が分かっているがゆえに、病院に行かなければと思いつつ足が遠くなっている方もいると思います。

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対面診療は、実際の診察時間以外に多くの時間がかかり、患者さんはもちろん医療従事者にとってもストレスになっている。そこに課題感があったことから、「患者さんがもっと気軽に相談できる環境をつくりたい」という想いでオンライン診療を始めました。

オンライン診療と対面診療を使い分けられるハイブリッド型が特徴

――続いて、オンライン診療の現状について教えてください。

新型コロナウイルス感染症が拡大した際、院内感染を含む感染防止のため、電話やオンラインによる診療、服薬指導等が時限的、特例的に認められました。その後、厚生労働省がガイドラインを整備し、オンライン診療は以下ルールが定められています。

  • オンライン診療は、対面診療と適切に組み合わせて実施することが基本です。

  • 適切な診療のため、一部の場合を除き、原則、かかりつけの医師が実施します。

  • 医師がオンライン診療による診療が適切でないと判断した場合には、利用できません。

(参考)
https://www.mhlw.go.jp/stf/index_0024_00004.html

こうした変化を受け、大手を中心にオンライン診療を始める事業者が増えましたが、必要なときに対面診療を受けられる環境が整っていないのが現状です。一方でかかりつけ医のような地域のクリニックはオンライン診療に対応しているケースが多くありません。

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――そこで立ち上げたのが「みらいクリニック大阪北浜」ということですね?

近所にあって“かかりつけ医”のように身近な存在でありながら、オンライン診察も受けられる。対面診療とオンライン診療をハイブリッドで提供したいとクリニックを立ち上げました。双方の良いところを掛け合わせたのが特徴ですが、特別なクリニックという意識はありません。今の時代に必要なクリニックですし、もっと増えていくべきだと考えています。

――オンライン診療、特にハイブリッド型にはどんなメリットがあるでしょう?

仕事が忙しくて病院に行く時間がない方であれば、時間を有効に使えます。診察直前まで仕事ができますし、終わればすぐに再開できます。待ち時間がなくストレスがありません。

小さなお子さんがいるご家族にもオススメです。急に熱が出て病院に連れていく時間がない場合でも、オンライン診療なら気軽に受診できます。病院を嫌がるお子さんもいますが、オンラインの画面越しだと平気な子どもは多いです。病院へ行ったことで親や子供が別の病気をもらってしまうとよく聞きますが、オンラインならその心配もありません。

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ハイブリッド型なら、必要に応じて対面診療を受けられることも大きなメリットです。オンラインでの診察後に医師から対面診療を依頼することもありますし、患者さん自身が不安だからと最初は対面診療で、慣れてきたらオンライン診療に切り替えることも可能。症状や状況に合わせて適切な診療方法を選べるのはハイブリッド型ならではの利点です。

――ここ数年、オンラインのサービス提供は一般的になりましたが、医療に関しては不安を感じる方もいると思います。そういった方へのメッセージはありますか?

対面と同じクオリティの診療が受けられるかという点についてはご安心ください。例えば患者さんの話し方、立ち上がる様子、歩き方など、画面越しでも多くの情報が得られます。精度の高い診断ができますし、必要に応じてすぐ対面診療へと切り替えます。

大切なのは、「数日間で命に危険が及ぶ可能性があるか」を間違いなく判断できること。その判断をする上では、オンライン診療でも問題ないと自信を持って言えます。

私自身は医師になってからずっと初診外来と救急外来で経験を積んできました。初めての患者さんも精度の高い診断ができますので安心してほしいです。

日常の便利や安心だけでなく、10年、20年後の健康のためにも活用してほしい

――オンライン診療で気軽に相談できるようになることで、今まで以上に便利や安心を感じられそうです。
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その通りです。行き帰り、病院での待ち時間が自由に使える時間になりますので、仕事が忙しい社会人など時間に余裕がない方は非常に便利でしょう。病院に行って別の病気をもらってしまうリスクもなくせるので、小さなお子さんがいる方も安心です。小さなお子さんですと病院で泣き叫んでしまって親御さんが大変なこともありますが、オンライン診療だとお子さんもリラックスして診察しやすいことが多いです。対面診療も活用しながら、オンライン診療によって今まで以上に便利や安心を感じてほしいと思います。

――その他にオンライン診療で得られるメリットはありますか?

活用次第で、10年、20年後の健康につなげられることです。多くの方が年1回程度、健康診断や人間ドックを受けていると思いますが、数値にちょっと問題があっても病院に行かずそのままという方も多いでしょう。すぐ病気になることはなくても、放置することで、10年、20年後に「あのとき病院に行っていたら」となってしまうリスクもあるはずです。

だからこそ、ちょっとでも不安がある方はオンライン診療を活用してほしい。気軽に相談することを習慣にすれば、病気のリスクを減らせますし、10年、20年後の健康にもつながっていくはず。うまく活用しながら、将来の健康に役立ててもらえたら嬉しいです。

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ハイブリッド型のオンライン診療を、全国各地へと広げていきたい。

――今後どういったビジョンを描かれていますか?

まずは大阪・北浜からのスタートですが、この地域でモデルを確立した後は、ハイブリッド型のオンライン診療を全国へと広げていきたいです。

現在、自宅に体温計や血圧計があることは珍しくありません。ここ数年でパルスオキシメーター(サチュレーションモニター)を購入した方もいると思います。自宅でさまざまなデータを計測できるようになれば、オンラインでもより高い精度で診断できるようになります。

例えば、各種データを計測したらBluetoothでスマホに保存され、かかりつけ医のいるクリニックに転送され、医師や看護師が定期的にデータをチェックする。気になる数値が出た際はオンラインで15~30分ほど診察を受け、必要に応じて対面診療に来てもらう。そんな便利な未来が日常になることも十分あり得るはずです。

――そんな進化によりどのような変化が生まれると思いますか?

オンライン診療の普及により、未然に防げる病気も増えるのではないでしょうか。

過去20年、30年の変化では、胃カメラ検査の普及により胃がんの早期発見が格段に増えました。早期発見できれば内視鏡で手術できるため、開腹手術がほとんどなくなりました。

オンライン診療が普及し、医師に気軽に相談でき、定期的に健康チェックができるようになれば、重症の糖尿病患者も減っていくのではないでしょうか。健康のためにジムへ通うように、オンラインでかかりつけ医に相談する世界が普通になる。そうなることで多くの方が健やかに暮らせるようになり、ひいては社会全体のためにもなるのではないでしょうか。

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