あなたの健康を支える「かかりつけ医」として、日常の不調から専門治療まで幅広く対応します。院長は薬剤師資格も持ち、薬のスペシャリストでもあります。急な風邪や腹痛、生活習慣病のご相談はもちろん、専門的な禁煙外来や舌下免疫療法、肥満症治療(基本的には肥満治療は自費ですが、症状や医師の判断で保険適応になることもあります)なども行っています。webによる事前予約で待ち時間を少なくしたり、オンライン診療も初診からご利用いただけます。
「これくらいで病院に…」とためらわずに、少しでも気になる不調や健康への不安があれば、いつでもお気軽にご相談ください。
発熱や咳、鼻水といった「かぜ症状」は、内科受診の一般的な理由です。多くはウイルスによるもので、十分な休息で自然に回復に向かいます。しかし、症状が長引いたり、高熱が続いたり、呼吸が苦しい場合は、気管支炎や肺炎の可能性も考えなくてはなりません。特にご高齢の方や持病をお持ちの方は重症化しやすいため、早めの対応が肝心です。インフルエンザなどのように、迅速な診断が治療に繋がる場合もあります。「たかが風邪」と侮らず、つらい症状がある場合はお気軽にご相談ください。
腹痛は、クリニックを受診される非常に多い理由の一つです。その原因は、食べ過ぎやストレスによる一時的なものから、感染性胃腸炎、胃・十二指腸潰瘍、さらには大腸がんまで多岐にわたります。痛みの場所(みぞおち、下腹部など)や性質(キリキリ、シクシクなど)、食事との関係といった詳しい情報が、正確な診断への大切な手がかりとなります。自己判断で市販薬を使い、原因となっている病気の発見が遅れてしまうことも少なくありません。我慢できない痛みはもちろん、繰り返し起こる腹痛でお悩みの際は、お気軽に当院にご相談ください。
便通の異常は、多くの方が悩む身近な問題です。急性の下痢はウイルス感染などが多く、一方で、腹痛を伴う下痢や便秘が慢性的に続く場合は、過敏性腸症候群(IBS)なども考えられます。便秘は食生活の乱れなどが原因と思われがちですが、背景に大腸の病気が隠れていることもあります。特に、急に便秘になった、便が細くなった、血が混じるといった変化は注意が必要です。「いつものこと」と放置せず、症状が続く場合は一度原因をきちんと調べ、ご自身の状態に合った治療を行うことが大切です。
胸のあたりが焼けるように感じる「胸やけ」や、食後の「胃もたれ」、吐き気といった不快な症状は、主に食道や胃の不調が原因です。特に胸やけは、胃酸が食道へ逆流して炎症を起こす「逆流性食道炎」の代表的な症状です。また、はっきりした炎症や潰瘍がないのに胃の不調が続く「機能性ディスペプシア」という病気も増えています。これらの症状は食事の楽しみを奪い、生活の質を大きく低下させます。つらい症状を我慢せず、適切な診断と治療で快適な毎日を取り戻しましょう。
「何となく体がだるい」「疲れがとれない」といった不調も、体の異常を知らせる重要なサインです。多忙やストレスによる一時的なものだけでなく、背景に重大な内科疾患が隠れている可能性があります。例えば、肝臓の機能低下、糖尿病、甲状腺ホルモンの乱れ、貧血など、様々な病気が原因で倦怠感は生じます。他に目立った症状がないからと見過ごしていると、根本にある病気が静かに進行してしまうことも。原因がわからない不調が続く場合は、一度内科で全身の状態をチェックすることが大切です。
健康診断で、高血圧、脂質異常症、高血糖などを指摘されていませんか。これらの生活習慣病は、自覚症状がないまま静かに進行し、動脈硬化を進めて心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす「サイレントキラー」です。「症状がないから大丈夫」は大きな間違いで、数値の異常は体が発している未来への警告サインです。指摘を受けたら必ず受診し、専門家と一緒に生活習慣の改善や適切な治療を始めることが、ご自身の健康寿命を延ばす最も確実な方法です。手遅れになる前に、ぜひご相談ください。
ひどい頭痛や吐き気、倦怠感に襲われるつらい二日酔い。「大事な会議があるのに…」と後悔しても、回復には時間がかかります。二日酔いは、アルコールの分解物による毒性や脱水などが原因で、セルフケアには限界があります。当院の「二日酔い外来」では、点滴による迅速な治療を行います。水分と、失われたビタミンなどを直接補給し、脱水状態を速やかに改善。さらに、頭痛や吐き気を和らげる薬も配合し、早期回復を目指します。「なんとかしたい」その日のために、我慢せずご相談ください。(※自由診療・料金目安およそ7,700〜15,500円 合わせる薬剤により異なります)
めまいや頭痛、体のだるさ、吐き気は熱中症のサインです。「自分は大丈夫」という油断が重症化を招きます。まずは涼しい場所で休み、水分・塩分を補給することが大切ですが、症状が改善しない、自力で水分が摂れない時は、ためらわずに医療機関を受診してください。当院では主に点滴治療を行います。失われた水分と塩分(電解質)を直接、迅速に補給することで、効率的に体を回復させ、重症化を防ぎます。熱中症は初期対応が何よりも重要です。「おかしいな」と感じたら、我慢せずお早めにご相談ください。
体の片側(左右どちらか)に、ピリピリ、チクチクとした痛みが走り、その後、帯状に赤い発疹や水ぶくれが現れたら、それは帯状疱疹かもしれません。過去にかかった水ぼうそうのウイルスが、加齢や疲労による免疫力低下をきっかけに再活性化して起こります。
最も怖いのは、皮膚が治った後もつらい痛みが続く後遺症(帯状疱疹後神経痛)です。このリスクを減らすには、発疹が出てから「72時間以内」に抗ウイルス薬で治療を始めることが極めて重要です。
また、50歳以上の方はワクチンで発症を予防できます。もし発症しても症状を軽くする効果が期待できます。「おかしいな」と感じたら様子を見ず、すぐに皮膚科や内科を受診してください。
「顔や足が腫れぼったい(むくむ)」「なんとなく体調が優れない」といった症状はありませんか。塩分の摂りすぎや疲れが原因のこともありますが、その背景に重大な病気が隠れていることも少なくありません。
体の腫れ(むくみ)や倦怠感は、心臓や腎臓、肝臓、甲状腺の機能低下など、様々な内臓の異常を知らせるサインです。原因が多岐にわたるため、まずは体全体を総合的に診る内科を受診し、原因を調べることが大切です。症状により連携する病院をご紹介いたします。
当院では、丁寧な問診と診察、必要な検査で原因を探ります。「年のせい」「いつものこと」と自己判断せず、気になる症状が続く場合は、お早めにご相談ください。
花粉の影響でくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどが起こる病気です。
当院では抗アレルギー薬による一時的な症状改善以外に、舌下免疫療法や減感作療法など、根本治療も対応しております。定期的な経過観察にはオンライン診療の利用も可能です。
治療方法:
抗アレルギー薬(内服・点鼻・点眼)
舌下免疫療法(スギ花粉・ダニアレルギーなどが対象)
減感作療法(アレルゲン免疫療法)による体質改善
眠っている間に何度も呼吸が止まることで、十分に休めず、日中の強い眠気や集中力の低下、高血圧などにつながる病気です。いびきが大きい、寝ても疲れがとれないといった場合は注意が必要です。
当院では、初期評価や必要に応じた専門医療機関への紹介も行っています。
治療方法:
簡易または精密な睡眠検査(自宅または専門機関)
CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)による気道の維持
体重管理や生活習慣の見直しによる改善
禁煙外来とは、ニコチン依存症という病気を治療するための専門外来のことです。当院では、医師の診察やカウンセリング、禁煙補助薬の処方などを通して、患者が無理なく禁煙できるようにサポートします。保険適用となる場合もあります。
【当院での治療内容】
①医師による診察とカウンセリング:喫煙状況やニコチン依存度を評価し、患者さんに合った禁煙プランを立てます。また、禁煙中の離脱症状や心理的な悩みに対して、適切なアドバイスやサポートを行います。
②禁煙補助薬の処方:ニコチンパッチや飲み薬など、禁煙補助薬を処方し、離脱症状を緩和します。
③行動療法:喫煙の代償行動を考えたり、喫煙欲求をコントロールする方法を学んだりすることで、心理的な依存を克服できるようサポートします。
以下の条件をすべて満たす場合、健康保険を使った治療が可能です。
・ニコチン依存症のテスト(TDS)で、ニコチン依存症と診断される。
・ブリンクマン指数(1日の喫煙本数 × 喫煙年数)が200以上である。
・直ちに禁煙することを希望している。
・禁煙治療を受けることを文書で同意している。
【禁煙外来の期間について】
禁煙治療の期間は12週間が基本で、その間に5回診察(初回診療・初回診療から2週間後・4週間後・8週間後・12週間後)を受けることになります。禁煙治療の条件確認後、診察時に一酸化炭素濃度の測定や禁煙指導を行います。治療期間中に大切なのは途中で通院をやめてしまわないことで、途中で通院しなくなれば再喫煙の可能性も高くなってしまいます。12週間のプログラム終了後であっても、自由診療でなら禁煙補助薬を継続することが可能です。
高血圧症とは、血圧が慢性的に高い状態をいい、繰り返し測った血圧が正常値より高い状態です。 収縮期血圧(上の血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(下の血圧)が90mmHg以上の場合、高血圧症と診断します。
高血圧になるリスクは、環境や状態によって左右されますが、高血圧を放置していると、脳や心臓の病気などの合併症を引き起こすリスクがあります。合併症を予防するには、症状が見られない初期段階から治療を始めることが大切です。家庭での血圧が135/85mmHgを超える場合は、早めに医療機関を受診することが望ましいです。
当院では高血圧治療アプリを使った、スマート降圧療法を行なっております。医療機器として血圧を下げる効果が臨床試験で確認されており、アプリを使用することで、生活習慣の改善をサポートし、血圧を下げる効果が期待できます。具体的には、毎日の血圧記録や行動記録を基に、医師が個別に最適なアドバイスを提供したり、生活習慣の改善を習慣化しやすくしたりする効果があります。また、薬の開始を遅らせたり、減薬の可能性を高めたりする効果も期待できます。
多汗症とは、体温調節に必要な量を超えて過剰に汗をかく病気です。特に、手のひら、足の裏、脇の下、顔などに症状が出やすく、日常生活に支障をきたすことがあります。また多汗症には、全身から多くの汗をかく『全身性多汗症』と、手のひらや足の裏など部分的に多くの汗をかく『局所的多汗症』があります。
【多汗症のセルフチェック】以下の項目に当てはまる場合、多汗症の可能性があります。
「汗の量が日常生活に支障をきたすほど多い、緊張すると大量の汗をかく、手のひら・足の裏・脇の下などが常に湿っている、汗がしたたり落ちるほど汗をかく」
多汗症は、単純に汗っかきなだけと思われることもあるかもしれませんが、きちんとした治療法のある病気です。
多汗症の方は、汗をかき続けることにより身体の中の水分のバランスが崩れて、他の病気を併発することもあります。汗を多くかくだけだからと放置せずに、病院の受診を検討してみてください。
血糖値(血液中に含まれるブドウ糖)が慢性的に高くなる病気のことです。糖尿病は重症化すると失明・腎不全・足の切断などQOL(生活の質)を大きく低減させるような合併症や心筋梗塞や脳梗塞などの病気を引き起こすことがあります。日本では1,000万人ほどが糖尿病に罹患していると推定されており、注意すべき病気のひとつです。
糖尿病は血糖値のコントロールを行うことで、合併症を予防することができます。糖尿病は血糖値を上手にコントロールしていけば、恐ろしい病気ではありません。初期のうちに治療を開始することが大切ですので、早期発見・早期治療のために、お早めに医師の診察を受けることをお勧めします。
健康診断での異常が指摘されたり、高血圧や糖尿病、脂質異常症、膝の痛みなど、肥満が原因の健康問題を抱えていませんか。それは単なる「肥満」ではなく、医学的な治療が必要な「肥満症」という病気であり、健康保険が適用されます。
肥満症の治療は、美容を目的としたダイエットとは異なります。食事・運動療法を基本に、近年では食欲を抑える飲み薬や、GLP-1受容体作動薬(注射・内服)といった薬物療法を組み合わせ、医学的根拠に基づき減量をサポートします。
健康障害がなく美容を目的とした受診は自由診療となります。お悩みがあれば一度ご相談ください。
当院では、一部の血液検査については院内で測定後、当日中に結果をお伝えすることができます。
「熱が続いて心配」「貧血かも」など、気になる症状がある際はお気軽にご相談ください。
1. 受付・問診
診察時に医師が必要と判断した場合、当日結果がわかる血液検査をご案内します。検査項目は、炎症反応(CRP)、白血球数、血糖値、HbA1cなどです。
2. 採血
処置室にて採血を行います。採血時間は数分程度で、すぐに検査機器へ送られます。検査機器は院内に設置しており、外部機関への提出は不要です。
3. 検査中(待機)
採血後は待合室でお待ちください。検査には15〜30分程度かかります。体調に応じて休憩いただけます。
4. 結果説明
検査結果が出次第、医師よりご説明いたします。当日の診療内で結果がわかるため、不安の早期解消や治療方針の決定が可能です。
1. 受付・問診
診察時に医師が必要と判断した場合は、心電図検査を行い、診断をつけていくほか、治療が必要な場合は、お薬などを処方し、必要に応じて専門医療機関への紹介も行っています。
2. 検査中
処置室または診察室にて心電図検査を行います。検査時間は数分程度で終わります。
横になっていただき、胸部と手足に電極をつけていきます。胸部は吸盤のような電極で、手足は輪っかになります。
電極を付けおわりましたら、リラックスして横になっていてください。タイミングをみて心電図を記録していきます。筋肉が緊張していると、波がギザギザになってしまいます。
測定がおわりましたら終了です。
3. 検査中(待機)
検査結果が出次第、医師よりご説明いたします。当日の診療内で結果がわかるため、不安の早期解消や治療方針の決定が可能です。
1. 受付・問診
体に害がなく、リアルタイムに体の中の状態を把握できる安全な検査です。
診察の際に検査が必要と医師が判断した場合は、超音波検査(エコー)を行い、診断をつけていくほか、治療が必要な場合は、お薬などを処方し、必要に応じて専門医療機関への紹介も行っています。
2. 検査中
診察室にて超音波検査を行います。検査時間は5〜15分程度です。
ベッドに横になり、医師の指示に従って体勢を変えます。
検査部位にゼリーを塗り、プローブを当てて検査を行います。
検査中はリラックスして、医師の指示に従ってください。
検査が終わったら、検査部位のゼリーを拭き取り、衣服を整えていただき終了となります。
3. 検査中(待機)
検査結果が出次第、医師よりご説明いたします。
当日の診療内で結果がわかるため、不安の早期解消や治療方針の決定が可能です。
睡眠時無呼吸症候群やホルター心電図は院内で対応。CT/MRI等は連携医療機関へ迅速にご紹介し、最適な検査体制を整えています。
1. ホルター心電図(24時間心電図)
動悸、めまい、胸の違和感など、時々しか起こらない症状の原因を調べる検査です。クリニックでの短時間の心電図では異常が見つからない方でも、この検査で原因が判明することがあります。
小型で軽量な心電計を体に装着し、24時間、入浴以外は普段通りの生活を送りながら心電図を記録します。これにより、日常生活の中でどのような時に不整脈(心房細動など)や狭心症の兆候が現れるかを発見し、失神や脳梗塞などのリスク評価にもつなげます。
原因不明の症状にお悩みの方は、我慢せずにご相談ください。
2. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査
大きないびきや、寝ている間の呼吸停止、日中の耐えがたい眠気は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。放置すると高血圧や心臓病、脳卒中などのリスクを高めるため、早期の診断が重要です。
当院では、ご自宅でできる簡単な携帯型の検査機器を貸し出ししています。入院の必要はなく、いつも通りお休みいただきながら、睡眠中の呼吸の状態や血液中の酸素濃度を調べることができます。
ご自身やご家族のいびきなどで気になることがあれば、生活習慣病の予防のためにも、お気軽にご相談ください。
3. 精密血液検査
急な体調不良を調べる迅速検査とは別に、慢性的な不調の原因や、生活習慣病の状態を詳しく評価するためには、より詳細な検査項目を設定し「精密血液検査」を行います。当院では、国内最大手の臨床検査機関と連携し、質の高い分析を行っています。
この検査では、ホルモン、アレルギー、さらには特定の腫瘍マーカー等、多岐にわたる項目を詳細に評価できます。
採血は院内で行い、結果は数日~1週間ほどで判明します。後日、医師が結果を分かりやすくご説明し、今後の治療や生活改善の方針を一緒に考えていきます。ご自身の体の状態を正確に把握し、将来の病気予防につなげるために、ぜひご相談ください。(無症状の方の検診目的の検査は自由診療となります。)
4. CTやMRI検査
診察の結果、より詳細な評価のためにCTやMRIといった高度な画像検査が必要と判断した場合は、当院が提携する基幹病院や専門医療機関へご紹介いたします。検査情報はその結果を当院にも共有いただき、今後の治療を協力してすすめていきます。
これは、患者さん一人ひとりの症状に対し、常に最適で高精度な検査を受けていただくための「医療連携体制」です。当院は、日常的な診療や健康管理を担う「かかりつけ医(一次医療機関)」として、紹介先病院の担当医師と密に連携して診療にあたります。
より専門的な治療が必要な場合も、スムーズに二次医療、三次医療へ繋ぐ体制を整えていますので、安心してご相談ください。